レジンで作る模型用台座
こんにちは。
皆さんは作ったガンプラ等のディスプレイで
立たせたいけど安定しない!とか
浮かせて展示したい!けどどう固定しよう…なんて
悩んだ事はありませんか?
アクションベースを使えばある程度は解決はするんですが
何体もあるとそれ毎に購入しないといけないのも
ちょっとネックですよね。
そこで今回は、プラモの脇役でありながらも
地味にあるとありがたい存在の台座!
このディスプレイ用台座の作り方をご紹介します。
素材はシリコーン型+レジンを使うので
頑丈で加工もしやすい台座を量産する事ができます!
ただ、複製なので使う道具はかなり多いです。
元をとれるだけの量をガンガン作りましょう!
使用する道具です。
・台座の元となる原型
(ヨーグルトやお菓子のフタ・塗料皿など何でもいいです)
・シリコーンゴム
・レジンキャスト
・キッチンスケール(計量器)
・離形剤(シリコーンバリアーなど)
・型枠ブロック
・ガムテープ
・ツルツルした平らな板
・紙コップまたは軽量カップ
・割り箸
・粘土
あるといいもの
・調味料入れのボトル
・石膏
こんなに使うんです…。
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/516DuuaEafL._SL160_.jpg)
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51bqA%2B%2BkBHL._SL160_.jpg)
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41nI08P5qqL._SL160_.jpg)
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51bUmiDRnEL._SL160_.jpg)
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41r%2B0OjljHL._SL160_.jpg)
ではいきましょう。
元となる原型に粘土を詰め込みます。
シリコーンを流した時に浮いてくると困るので
これを重しにするのです。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/e781783b6b6a79d5f3beffd3289c7494-300x158.jpg)
レジンを流すためのシリコーン型を作ります。
平らな板の上に原型を設置し、
型枠ブロックを回りに配置してガムテープで固めます。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/2921302436df72df0328b8e5393bade9-300x154.jpg)
シリコーンを軽量するのに
大きい軽量カップとキッチンスケールを使います。
今回使うのはMr.シリコーン。
シリコーン100に対して硬化剤4。
計量器で計りながら硬化剤を混ぜます。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/e94dd67da2cd39c28f67b77703760e38-265x300.jpg)
割り箸でグリャグリャと。
混ぜて硬化剤の水気がなくなったら型枠に流し込みます。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/de9d128c2e9da8b28d50ec22399f89e5-300x225.jpg)
ドロドロと…
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/cf8c7448b3620b4228927e598d527193-300x225.jpg)
シリコーンを流し込みました。
硬化したシリコーンカスも入れて量を水増ししています。ケチですね。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/e42bcca788777877ad79daa4f1f79996-300x179.jpg)
6~8時間ほどで完全硬化します。
硬化した後に、凸凹の方はさらに石膏を流し込んで平らにしました。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/85359b3c3efb8908fc572760fd77711b-300x137.jpg)
完全硬化したので、型枠ブロックを剥がします。
結構漏れてたりするんですよ。
なので、型枠ブロックの隙間にガムテープでがっちり封をするのが重要です。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/ac349517ef9b3873cd8a7dcc293ad735-300x143.jpg)
ひっくり返すとこうなってました。
ここから原型を取り出します。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/b71c5346a21715bacec84419addaeb8d-300x129.jpg)
キレイに取れました。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/be122ed5ea86baf33141b2ae2244add3-300x166.jpg)
この型の内側に、離形剤を塗っていきます。
油みたいなもので、レジンを流して硬化させた時の
型離れを良くするものです。
型へのダメージも軽減できます。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/c8055d32fa8db32f0308acf57eed8302-300x237.jpg)
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/8def177f9dc291186de89a7ce2df380a-300x300.jpg)
ではいよいよレジンを流し込みましょう。
硬化させるのに、A剤とB剤を1:1で混ぜる必要があります。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/a2e24b045d681c121dbaac28e7764345-300x264.jpg)
まずA剤を計ってから、
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/fe167f69b0f6d6cf73098a39a8a5d889-283x300.jpg)
同量にB剤を計って、
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/6e6b48596336ddbbc8931530f26d2c04-263x300.jpg)
中で混ぜて、型に流し込みます。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/e7e0e8d23a358f54e25e5466eb2c3bce-300x219.jpg)
数十秒待ってると、だんだん白くなっていき…
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/728bebeccb75685be6f73ef744bb0773-300x247.jpg)
全体が白くなると、硬化します。
この時かなり発熱します。火傷しそうなくらい熱くなります。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/5bd2eaeec86faf3a7b98dedb3c6514ba-300x248.jpg)
ある程度荒熱がとれたら、型から外してできあがりです。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/ac2012610828a55a6e4e953dc9dbd9e7-300x231.jpg)
同じ要領で、ガンガン量産できちゃいます。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/6f4854a910c35a8de2b716685c659f9c-300x164.jpg)
レジンなので、塗装も可能。
こういう具合に、作品の台座に役に立っています。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/062068c64d2140d6cf812188bdedcca8-226x300.jpg)
加工も簡単に出来るので、このように
リューターで石畳っぽくしたりも。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/11/47a03f4159a9632fe0085438f4c49e63-300x256.jpg)
準備や生産はちょっと手間で大変ですが、
いったん作ってしまえばかなり便利に使えます。
こんな方法もある…という事で
興味がありましたら作ってみるのもいかがでしょう?
ではまた!