超人気のゲートリムーバーセット所感
こんにちは。
今月の18日に模型用品専門ショップG PARTSさんで注文した
ゲートリムーバーセットが21日に届きまして、
早速使ってみた感想です。
お値段は税込み5,060円でした。
結論から言いますと、すげぇ…。
まずゲートリムーバーセットとは何かといいますと
例えばこのようにゲート跡があるとしましょう。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/38fcd81acac1df41964935dd41a64706-287x300.jpg)
このゲート跡が、ゲートリムーバーセットを使うと
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/710ee5b7d0363bda79a67d1bd85a8a54-300x248.jpg)
こうなってしまう訳です。
ヤスリ跡もなくキレイでしょ?
ゲートリムーバーセットではこういう事ができてしまうのです。
このようなケースに入っています
硬質の頑丈な紙製で、大体DVDケース2枚分くらいの大きさ。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/13bc8fbcc87e4edb9a59e83bc6eaff11-217x300.jpg)
引き出し式になっていて、下のベロを引き出すと
「RASER」「BALANCER」「RECOVER」という
3種のアイテムが入っています。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/0924617e0d935b796070c0fb1a8dd8a6-155x300.jpg)
一つずつご紹介します。
まず「RASER」。
強化ガラス製で、大きさは1×9cm。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/814b63197f187fcd0d3ce17a4e70f36e-300x102.jpg)
裏を見るとガラス製だというのがわかりやすいかも。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/c0e982b593b947d748c1aa442173192b-300x90.jpg)
表面がザラザラしてて、拡大すると
このようにトーン状に規則正しく粒々がついています。
この面でヤスリがけを行います。
角がパーツに触れてもキズがつかない、との事。
使用感としてはツメ磨きっぽいです。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/1c79c25bf12b89c46be9757ceed82b34-300x176.jpg)
また、これ単体だけでヤスってもヤスリ目が出なく光沢になります。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/81e0075e5c25047de47e4f2451d5122c-300x228.jpg)
ヤスって目詰まりしたら、後述の
「RECOVER」で拭き取ればヤスリの粉は落とせますが
歯ブラシで払ってやるのもいいでしょう。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/4a90b7fda93a00c5dfeab5650cc503e1-300x175.jpg)
次は「BALANCER」。
研磨に使う硬質のスポンジ製で、表と裏で質感が違います。
磨いた時に両面で質感が変わります。
この白の表面は「シャイナー面」と呼ぶようです。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/b862a52eb36c78df21992820f3dbde45-300x155.jpg)
グレーの裏面は「サンドペーパー面」。
という割にはそんなに目は粗くなく
番手としては大体1000番相当?
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/dda538b2c061ab60c3cb1d26d5d76b25-300x124.jpg)
硬質スポンジ製なので柔軟性があり、曲げに対応します。
多分ゴッドハンドツールの「神ヤス」と同じような素材?
厚みは大体1.5cm。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/3277eb647dbfb93f761196db25558a96-300x185.jpg)
白いシャイナー面で磨くと光沢に。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/6fe2ba452255d3d23eb3d0fddc5a8729.jpg)
裏のサンドペーパー面で磨くとつや消しに(左側)。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/44d37f680a94c67af5d34fda719f6b02-300x132.jpg)
この「BALANCER」 、地味にケースから取り出しづらいです(笑
こちらの布が「RECOVER」。
磨く事で、表面処理後のパーツを
本来のプラ地の質感に戻す事ができます。
若干伸縮性があります。
黒面の方を使います。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/a7514d9ae485f45af73fcd7e24d167a2-300x139.jpg)
「BALANCER」の裏でつや消しにしたパーツを
この「RECOVER」で磨くと、このように
元のプラ地の質感に戻す事ができます。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/11774a72b495debddcfd8c86ecb1b34e-300x229.jpg)
また、1000番など高めの番手のペーパーで磨くと
ヤスリの白い粉で白っぽくなったりしますが
上から「RECOVER」で磨くと、白っぽさを消せます。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/da182031014f401fdfe07bc207d80f5d-300x207.jpg)
「RECOVER」は汚れたら水洗いして乾かせば
また使えるようになります。
ケースは中の黒い硬質スポンジ材を取り出せて、
このように道具入れに使う事もできます。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/613782ad4a145f424b8f5ab13910d0a9-300x254.jpg)
作業の流れとしましては、
ゲート跡を「RASER」でヤスリがけ
↓
「BALANCER」で磨く
↓
「RECOVER」でプラの粉を拭き取る
といった所でしょうか。
一連の作業を行うと、
冒頭のようにこういったゲート跡が
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/8b8031135c6e4ef2bd23fffa18f68131.jpg)
このように跡形もなくなってしまいました。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/c89456025bf4cdd2e98f21038f6d2364-300x244.jpg)
クリアパーツのゲート処理もできます。
クリアの場合は、「BALANCER」は白のシャイナー面で仕上げて
「RECOVER」は使わないのですが、
このゲート跡が
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/9d013834e6aafe6577cb5f074a4092f5.jpg)
ご覧の通り「ゲート?そんなものはなかった」
と言わんばかりのように。スゴいですね。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/93dd52dd06827a2558cc526c8a94de3c-300x256.jpg)
ゲートの他に、こういうパーティングラインも
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/fa1afda28ab3c1b0baa1f8ca5b978750.jpg)
切削量が少ないのでちょっと大変ですが、
頑張ってヤスるとこんなキレイな面になります。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/1e4b0a1ec400c0e53bd460a05f62c057.jpg)
クリアパーツのパーティングライン消しにも
もしかしたら使えるかも?
とはいえ、ゲートリムーバーセットも万能という訳ではなく
例えばこのように、白化してしまったゲート跡は
いくらツルツルにしても白いままです。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/0e2c221a5f8016c8d1c46d257794d17a-300x276.jpg)
こういう時は、白化した部分に
流し込みスチロール系接着剤(Mr.セメントSPとか)を
チョン付けして、乾燥させてから再度
「RASER」でヤスってやると
このように何とか目立たなくさせる事が出来ました。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/ce959b225da8bdfd98169674a11acfe8-300x270.jpg)
そして当然といえば当然なのですが、
「RASER」の幅より狭い部分のゲートは
ヤスる事ができません。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/868902c2ae19b47e5fd89c61e7415ff1.jpg)
ゲートリムーバーセットだけで対応できない所は
+α的な工夫が必要ですね。
また「RASER」の欠点?なのですが
ヤスってると、たまにキッキッと
黒板にツメを立てたような音がするので、
不快に感じる人もいるかと思います。
まとめ。
![](https://kyo-atelierblog.com/wp-content/uploads/2019/10/5e436f0ca0271697ee22b36b9960c9d4-1024x576.jpg)
単体でも便利なアイテムですが
これら3つを併用して使えば
最高のパフォーマンスを発揮できると思います。
最後に。
このゲートリムーバーセット、現在G PARTSさんでしか
取り扱っておりません。
人気が凄まじく、入荷して数分で完売します。争奪戦です。
僕も入荷直後に買ってその後の経過を眺めてましたが
15セットが4分で完売しました(笑
G PARTSさんのtwitterアカウントにて入荷予定情報が
アナウンスされたりしますので、欲しい方はお見逃しなく!
以上の内容をまとめた動画がこちらです。
また、電動ヤスリがけツールのペンサンダーと組み合わせると
もうプラモのヤスリがけに関してはほぼ無敵でしょう!
ペンサンダーについても記事を書きました↓
手作業のヤスリでつらい思いをしているあなたに!電動ヤスリがけツール ペンサンダー
ではまた!